心の平安 -あとがき-
私の中で物語の背景設定があったのですが、話の中に組み込むと冗長になってしまうし、あとがきだけをわざわざ支部に投稿するのもどうかなと思ったので、別サービスであとがきだけかくことにします。 まず、こんなところまで読んでいただきありがとうございます。私の幻覚を少しでも共有できたのであれば嬉しいです。 さて、ここでは物語の設定について少しだけ語ろうと思います。 友奈に関しては大満開の章で描写があったので、省くことにします。主に千景まわりの設定について語ります。 まず、千景が友奈の前に現れることができたのは、千景も神として祀り上げられていたからです。 八幡宮や天満宮、東照宮など人を死後、神として祀り上げる神社は多くあります。千景の場合は千景殿が社となって、上里家に代々祀り上げられてきたのではないかと考察しました。千景は神樹の一部にはならなかったものの、千景殿から現世を見続けてきたのではないかと思います。というか、千景、若葉、友奈の三人は切っても切り離せない関係なので、三人がそれぞれの形で後世の勇者たちを見守っていたのだとすると良いなと思っただけです。 そして、千景が消えかかっているのは千景砲を放ったことで千景殿が破壊され、存在を神として現世に留めておくための楔がなくなってしまったからです。 友奈の場合は神樹そのものが楔となっていたので、神樹が消えた時点で高嶋友奈を現世に留めておくための繋がりが、高嶋友奈本人のことを覚えている結城友奈だけになっていました。千景が消えかかっていたのに友奈の存在がはっきりとしていたのはこのためです。 長々と語りましたが、私が考えていたこのお話の背景設定は以上となります。 繰り返しになりますが、こんなところまで読んでいただきありがとうございます。私の幻覚を少しでも共有できたのであれば嬉しいです。